370万の時計って
なんで買ったん?!
買おう!ってなる??ww
大変になったけど、
僕の中ではいい思い出なんだ〜
こんにちは、たいちです。
他の記事でご存知の方もいると思いますが、
私、新卒3年目なのに勢いで腕時計オーデマピゲを370万円で購入しました。
僕には借金が1650万円ほどあって、その一部がこの時計です。
僕の借金の内訳はこちらから
今回は、どうしてそんな高価な時計を購入したのか、一緒に振り返っていこうと思います。😇
人生2社目の会社での出来事
「僕、買います。」
そう言って時計の購入に踏み切ったのは、人生で2社目の会社でのこと。
会社は社員数が20名以下。男女比4:6。平均年齢28歳。かなり若い人たちで構成された会社なんですが、社長の先見性により、業界ではかなり勢いのある会社でした。
男性社員で新卒で入社したのは1名だけで、他はアルバイト上がり。それくらいの小さな会社にアルバイトとして入った。
事業成長のスピードと活気、そしてその頃の代表がとても魅力的な人(社長とは別)で、僕は社員として登用してもらうことにした。
これが2017年2月のこと。
社内の男性社員の間で高級時計ブーム到来
社員として働き始めて4ヶ月。
会社の規模拡大は著しく、営業マンも3名増え、本格的に法人営業を行う。
テレアポのアルバイトさんも一時期40名以上増やしました。従業員規模でいうと、40名→90名といった感じです。
当時の会社では手狭になり、拠点も移動しました。それほど勢いがあったのです。
そしてそれと同時に、個々人のインセンティブもかなり増え、各自がウハウハ状態になります。一番稼いでいた営業マンが、入社3ヶ月程度で月収100万円を超えてました。僕もそれなりに稼げていたので、調子に乗り始めていました。
周りの男性社員から営業をかけられまくる
次第にバブリーな雰囲気が社内に巻き起こります。
代表始め、その付き人、トップ営業マン、経営室室長など、どんどん高級時計を買っては会社へやってきます。
パテックフィリップ、IWC、パネライ、ランゲ&ゾーネなどなど、名だたる時計を身につけてやってきます。
そして僕にこうささやきます。
「たいちは買わないの?」
正直、僕自身、興味がないわけではなかった。
父親が大の時計好きで、家には色んな時計があった。その影響で僕も時計に関心を持っていたんです。
ただ、そんなお金なかった。(買っていたのはほぼ100万円以上のもの
だから買ったりはせず、他の社員が買いに行くのに付いて行って見るだけにしていました。
でも男性社員の営業は止まりません。
「興味あるんでしょ?」
「買いたくないの?」
「欲しいなら買わないと」
そう言われているうちに、徐々に欲しくなってる自分がいました。
代表が時計を取りに行くということで同行
忘れもしない2017年6月30日。
僕の人生が大きく変わります。(いろんな意味で
代表が以前発注していた時計がお店に届いたという。
さらに、付き人も別で発注していた時計が届いたそう。
そこにたまたま居合わせた僕は、引き取りに同行させてもらった。
代表が引き取りに行く時計は「パテックフィリップ」。付き人の時計は「ヴァシュロン・コンスタンタン」。
この2つ。実は世界三大腕時計ブランドのうちの2つなんです。
かたや、1本450万円。かたや、1本250万円。
ほんと、すごい買い物をするなぁと、毎度感心してました。
代表が子どもを乗せた車に付き人と僕を乗せ、時計屋へ車を走らせ始めました。
閃いてしまった刹那
しかし、走り始めた車の中で、僕は3つのことに気づいてしまった。
- あとオーデマピゲがあれば世界三大腕時計ブランドが揃う
- 明日から1年の後半が始まる
- 僕が買えば、幹部席に3つが同時揃う(総額1000万円
そうです。
僕がここで動けば、この記念すべき(?)タイミングで世界三大腕時計ブランドの時計が幹部席に揃う。この奇跡的な瞬間に立ち会わせたわけです。(大げさ
そして、僕自身も「今まで買わなかったのは、このときのためだったんだな」とか思うようになってました。
この発想ヤバくないですか?
そう考えてしまうだけでもヤバいのに、それを行動に移してしまいます。
ついに、購入へ踏み切る
「僕、買います。」
ソレを口走った瞬間、代表が車を道の脇に停めた。
代表:「え?な、なんて??」
たいち:「僕、買います。時計。オーデマピゲ」
代表:「え?!買うの??なんで???」
たいち:「買いたくなったからです」
代表:「え、本当に買うの?」
たいち:「買います。決めました。」
代表:「本当にいいの?それならこのまま買いに行くけど。本当に買うの?」
たいち:「はい」
代表:「わかった。じゃあ行こう。」
代表は僕の時計を見に行くため、車を走らせてくれました。
オーデマピゲを求め、ISHIDA 新宿本店へ
僕が買おうとしていたのはオーデマピゲは、代表のパテックフィリップ、付き人のヴァシュロン・コンスタンタンに続く、世界三大腕時計ブランドの1つ。
この時計を扱っている時計店は限られていて、その1つであるISHIDAさんへ
4階に展示されているということで、僕たちはエレベーターに乗り込む。
代表の子どもたちも何かを感じたのか、さっきまで車の中ではしゃいでいたのに、ひっそりと静まっていた。
4階に到着。ドアが開き、フロアに出る。
様々なメーカーの時計が展示されていたが、僕の目は真っ先にその文字を見つけた。
「AUDEMARS PIGUET」
一目散にそのブースへ向かい、ショーケースにかじりつく。
ショーケースにはシルバーからゴールド、不思議な色の時計がたくさん並んでいた。
値札を確認すると、100万円を下るものがなかった。中には800万円のものもあった。
選んでいる最中、代表は黙って僕が決めるのを待ってくれていました。
こんなバカな僕でも、最初から370万円の時計を狙っていたわけではない。元々は200万円くらいの予算で考えていた。今考えたらそれでも激高いけど。
すると、予算に収まる時計を発見。シルバーのものだった。しかし、それで決めかけたとき、すごく眩しく輝く時計が視界の端に入ってきたのです。
オーデマピゲ ロイヤルオーク デュアルタイム
K18ピンクゴールドのケースに黒の文字盤、黒革のベルト
これが最高にカッコいいと思った。
その時計が実際に購入した時計だが、値段は370万円。
予算を170万円もオーバーしているという事態。
まぁ、聞けば8年で支払えばいいということだったので、月々21000円が45000円に変わるくらい。どうってことない、大丈夫でしょと考えてしまったのです。(この頃すでにリボ払い病に犯されていました。
「決めました。これにします。」
代表と店員さんに伝えました。
僕、この瞬間が一番好きだったんですが、店員さんが分かりましたといって手続きに入ろうとした時、代表が店員さんへ一言。
代表「保証人必要だったら僕やるんで。」と。
イケメンすぎ。。。。この瞬間は本当に涙が出そうでした。
少し代表の話をすると、元々芸人をやっていたけど、やめて自分で会社を立ち上げたそう。その後、後輩に会社を任せて退職し、今の会社にアルバイトとして入って、そこから1年で代表に選ばれるまでになった人。とても人情に熱い人で、普段から従業員のことを気にかけてくれて、いつも笑わせてくれるような人です。
僕もすごくお世話になっていたので、その言葉には本当に泣きそうでした。
結果的に、保証人は必要なかったみたいですが。
そして揃う、世界三大時計
僕たちは手続きを完了し、店を後にした。
そして代表、付き人の時計を回収して、ついに世界三大時計が揃う。
テンション爆上がりの我々はそのままラウンジへ行き、女の子をナンパ。(その日はなぜか不発
その帰り道、記念として写真を一枚。
左上から、
パテックフィリップ
ヴァシュロンコンスタンタン
オーデマピゲ
一人だけゴールドを買うというイカれっぷり。
代表にも「俺らも大概頭おかしいと思うけど、たいちが一番イカれてるよね」と言われる始末。
思い返してみると、色んなものがバグってる時期だったなと思います。😇
オーデマピゲを買ってわかったこと
最後に、オーデマピゲを買ってわかったことをお伝えして終わろうと思いますが、
- 金なのでめちゃめちゃ重かったです
- 金額が金額なのですごく緊張します
- この2つのせいでめっちゃ肩こります
結局、めっちゃ肩こります。
あ、あと返済大変です。
以上です。