こんにちはたいちです。
自己破産をしてから半年が経とうとしています。自己破産をしようと決断するまでは、大変な生活を送っていました。決断するには相当の覚悟を持って決めたんですが、その結果、比べ物にならないくらいの平穏な生活を送ることができています。現にこうしてブログを書くことができるほどの余裕もできています。
今回は、自己破産をしてよかったことと大変なことについて書いていこうと思います。このぶっログを読んでいる人はもしかすると「自己破産したほうが良いのかな」と考えている方かもしれません。そのような人たちの気持ちを少しでも軽くできたら良いなと思っています。
自己破産してよかったこと
こんなことを書くのもどうかと思いますが、借金で悩んでいる方に向けてと思って書きます。
自己破産をして良かったと思うことはたくさんありました。
僕の場合は本当に苦しい状態が1年以上続いた上で自己破産することを決めました。自分で死んでしまうよりも自己破産をして十字架背負ったほうがいいと。生きていればなんとかなるという思いから自己破産をしました。そうしたら、たくさんの良いことがありました。
食生活がまともになった
まずは「食生活」がまともになりました。自己破産をする前の僕の食生活は、本当に悲惨なものでした。
メインで食べていたものは素パスタです。
素パスタって聞いたことがない方に説明をしておくと、なんのソースも味付けもされていない、ただのパスタです。乾麺をゆでて、オリーブオイルをかけて、軽く塩をかけて食べる超シンプルな食事でした。
使っていたパスタは1キロ200円の乾麺でした。家の近くにあった西友で売ってたんですよね。色んなところで安いパスタはないかと調べまくりましたが、ここらへんが底値でしたね。
借金の支払いに追われていて財布にも気持ちにもまったく余裕がなかったので、食費を本当に削るしかありませんでした。
ほんとにお金を作るためのマシンになった感じがしてましたね。
自己破産をしてからはそのような状況はなくなりました。
食事を一般の方レベルで食べられるようになりました。ごはんも味噌汁も主菜も副菜もある食卓。家族の助けがあるからできているところはありますが、素パスタ生活から考えると、何十倍もいい食事ができるようになりました。
心に余裕ができた
また、心に余裕ができました。
自己破産をする前は、時間があればとにかくお金に変えようとしていましたね。人と関わる時間もなるべく最小限にしていました。頭の中はずっとお金のことでいっぱいでした。他のことを考える余裕は全くありませんでした。家族のことなども微塵も考えたことはありませんでした。
今ではかなりの心の余裕ができています。
実家に帰ってきて、家族と食事をし、話をして、普通の人と同じような生活をすることができています。そのおかげでお金のことだけじゃなく、家族のことや仕事で関わる人達のこと、自分の将来のことについて考えることができるくらいには余裕ができました。
時間を仕事以外のことに使うことができる
自己破産をする前までは、「時間=お金」という感じで生きていました。時間があれば働いて、時間をお金に換金する。それ以外の時間は身体を回復させるために使う。そんな毎日を過ごしていました。
今では仕事以外の時間も作るようにしています。勉強の時間や将来のことを考える時間など。他にも、家族と過ごす時間も大切にするようになりました。
家族との時間が取れるようになった
自己破産をするまで僕は東京で1人暮らしをしていました。足立区の4.5畳の部屋を2万円で借りて生活し、働きまくっていました。
自己破産をしてからは実家に戻り、家族と過ごすことになりました。家族と生活するのは、最初でこそ戸惑いはありましたが、今では帰ってきて本当によかったなと思っています。
オキシトシンという身体の中で分泌されるホルモンがありますが、別名「幸せホルモン」と言われています。家族と過ごしている現在では、このホルモンが多く分泌されているように感じています。
ちなみにこのオキシトシンホルモンには
- 幸せな気分になる
- 脳・心が癒され、ストレスが緩和する
- 不安や恐怖心が減少する
- 他者への信頼の気持ちが増す
などその他にもさまざまな効果があるらしいので、かなりおすすめです。
自己破産して大変なこと
さて、自己破産をして良かったことを散々書いてきましたが、良かったことしかなかったわけではありません。大変なことも色々とあります。自己破産をしてすぐの頃と、現在進行系で発生していることがあります。
彼女を作りたいと思ったときに二の足を踏んでしまう
これがおそらく最大の問題かもしれません。今後の人生でずっとまとわりつく問題になると思います。
彼女を作りたい、結婚したいと考えたときに絶対に二の足を踏むことになります。なぜなら、社会的に「自己破産者」というのは印象が最悪だからです。結婚などしようものなら、彼女だけでなくそのご家族の持つ印象にも影響してきます。普通の人と比べると天と地ほどの印象の違いです。
これを払拭するには、それ以外の部分で「自己破産してるらしいけど、この人だったら大丈夫だな」と相手に思ってもらえる状況を自分で作っていかないといけません。
例えば、貯金は数千万円ありますとか、毎月働かなくても○○○万円入ってきますとか、月収数百万円ですとかですね。基本的に経済的な面で安心感を持ってもらえるような状況でない限り、相手に安心感をもたせることは難しいでしょう。
僕は自己破産をしてまだ6ヶ月しか経っていません。自己破産するまでの生活もボロボロだったので、まず普通の人の生活を取り戻すまでにも時間がかかります。服もまともに買えてませんでしたからね。
なので、僕が彼女を作ったり結婚できるようになるのは、まだまだ先のことになりそうです。
母からのあたりが強くなった
6ヶ月が経過した現在では大丈夫になったんですが、自己破産をすることを宣言してから、実際に自己破産して2,3ヶ月の間は母親の僕に対してのあたりが強くなりましたね。
僕の母は「世間体」や「社会の常識」を超絶重要視して生きてきました。そのため、息子が自己破産するとなったときは気が狂うのではないかと思うくらい、発狂していました。僕の行動に対して一挙手一投足批判してきました。このときは結構ツラかったですね。
半年が経過した今となっては仲良くやることができています。母を病院に連れて行くことも僕の仕事ですし、家にお金を入れてるし、貯金もちゃんとしているし、家族で過ごす時間を大切にしていることも影響しているのではないかと思っています。
すべては自分の行動次第
良かったことと大変なことをここまで書いてきましたが、自己破産をしてよかったと自分では考えています。
自己破産という制度がある現代だから本当に助かりましたが、その前の時代だったら首を吊らないといけなかったかもしれません。
自己破産をすることで大変なことも出てくるとは思いますが、すべては「信用」と「実績」をどれだけ積み上げるかだと思います。
お金をちゃんと貯めて、稼げるようになり、家族や周りの人たちとの関係を良好にしていくこと。これを意識して行動していけば、環境は自分で良くすることができます。
借金で苦しんでいる方は大変かもしれませんが、死ぬくらいだったら自己破産や任意整理をした方が良いと思います。
ともに頑張っていきましょう
では